漫画研究室 「きょうの漫画」
「ゼロの白鷹」 本宮 ひろ志
集英社 全3巻
「ゼロの白鷹」は、本宮 ひろ志(昭和22年生まれ)が書いた
「特攻に出撃し、戦争に散った5人の男たちの物語」です。
昭和二十年五月七日、鹿児島県鹿屋基地から沖縄方面の米機動部隊に
肉弾攻撃をすべく、五機の零戦が飛び立った。
一番機山吹建夫は、愛する妻つや子との束の間の再会の後、「君の命を
守るためにぼくは死ねる。きみは、どんなことがあっても強く生きて欲しい。」
と言い残して去った
二番機、中山義竜は暴れん坊で、予科練には入れたのはいいが、番外班。
班の対抗競技に、一つでも負けたら除隊という厳しい特訓が始まった。
昭和十六年十月、零戦隊は鹿児島へとんだ。強烈な体力、強靭な神経、
一瞬で全てを把握する判断力に優れた中山義竜は、超一流の飛行機野郎を
目指して頑張るのだった。
日本軍は、サイパン島・グアム島・硫黄島と、次々玉砕していった。
番外野郎も、珊瑚海で平岩が死に、ミッドウェー海戦で絹代が死に、
北島が死に、生き残ったのは義竜だけとなった。
ボロボロになった初陣いらいの愛機で、義竜は鹿児島県鹿屋基地に降りた・・・。
戦争の悲しさと厳しさを考えさせられる作品だと思います。
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